大阪都構想;生産世代率が影響していた2&シルバーデモクラシーに間違いない.

大阪都構想に関して、まだ、高齢化、南北問題、生活保護の投票結果への影響に関する話題が続いているようである。シルバーデモクラシーという言葉に反感を覚える人が少なくないようであるが、その言葉の定義と、高齢化率との相関の高さを考えれば、シルバーデモクラシーのひとつの表れであることに間違いはない。


生産世代率(日本人中の生産年齢人口(20-65才)の比率)について、西成区に、天王寺区浪速区中央区の3区を外れ値に含めて、反対票との相関を取ってみた。社会的指標としては驚異的なR2値となった。

反対票との相関(逆相関)の強さ(R2値)をまとめると

となった。

一方、日本人の子供率(20歳未満人口比率)、生活保護率などは相関があるにしても弱く、R2値は0.4以下であった。全住民に対する生産世代率も相関は強かったが、やはり日本人に限定したほうがより相関が明確であったため、上記には掲載しなかった。

ではなぜ、日本人生産世代率がこれほど相関が強いのか、また4区の外れ値をどう考えればよいかという点がポイントになるが、それは気が向けば後日に記す。