民主党はそれでいいのか?

小沢ビジョンなるものが発表され、いずれこれを基本にして民主党の基本政策が形作られてゆくものと思われます。

民主党は常々、自民党の政策や公約を具体性がないとか、「美しい国」というフレーズはいかがなものかなどと批判してきたわけですが、私の目には、その批判がそのまま小沢ビジョンにも当てはまります。目糞鼻糞を笑うにしか見えないのです。

また、就学年齢の引き下げ、学校週休2日制の見直し、介護公的支援の充実基礎年金部分の税財源化などは財政負担の増加となりますし、子供手当・親手当の創設や、農山漁村振興政策や個別所得補償制度の創設などは、明らかにばらまき政治です。その一方で、税金は上げないわけです。財源は個別補助金の全廃と特殊法人等の廃止・民営化で賄うとしていますが、全く現実味がありません。この部分は実は、自民党とほとんど同じですが、ただし、自民党はバラマキを約束していませんから、民主党に比べると現実味があります。

ばらまき政治の復活による票狙いにしか見えないのですが、それでいいのでしょうか?民出党の議員および支持者の皆様は?

それと、国連の平和活動への参加は権国家の自衛権行使とはまったく性格を異にするとしていますが、何を言っているのか分かりません。海外での武力行使であることは間違いがないのですから。

それと、非常事態の規定を定めることも目標にしていますが、これで良いのでしょうか?民主党の中の社民党の方々は。