「民主党の解体的出直しは話し合いによる挙党態勢で」の怪

新聞やテレビによりますと、

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050913-00000161-jij-pol
『次期代表選びで民主党内に13日、話し合いによる候補者一本化が望ましいとの意見が強まった。衆院選に惨敗した危機的状況を踏まえ、党の結束を重視すべきだとの考えからで、代表候補に名が挙がる小沢一郎副代表、菅直人前代表と、鳩山由紀夫元代表による3者会談が近く行われる方向となった。 
 鳩山氏は同日午後、自らのグループのメンバー数人と都内の事務所で会談。次期代表選びは党内の結束維持を最優先すべきだとの認識で一致した。この後、鳩山氏は記者団に「党存亡の危機だから、経験のある人が大きな力を発揮することは必要だ」と述べ、小沢氏か菅氏のどちらかに一本化されれば支持する考えを示唆した。』

ということだそうです。

話し合いによる選出というのは、森首相の場合と同じであり、政治的基盤が弱くなることが予想されます。新執行部の当面の仕事は、大敗北の残務処理と、特別国会で与党が淡々と法案を通してくるのに対して機械的に対応することでしょうから、しばらくは惰性で進むことになると思われます。しかし、いつかは本当の意味での立案が必要になる場合がくるでしょうし、そのときには政治基盤の弱さからコロッと倒れる可能性が高いように思われます。

でもって、鳩山氏がそのことを知らないはずはないと思うので、上の発言は、小沢氏か菅氏のどちらかを陥れようとするためのものではないかと、考えたりしました。